2100形

日中のA快特や朝のB特急などで主に活躍。京急の車両の中でも人気ですが、どこか残念な存在。

 

1998年に2000形の後を継ぐ形で登場。本系列の登場でほぼ快特専用車として運用されていた2000形は3ドア化改造、ロングシート化で格下げされた。

全席クロスシートとし、ドア間は転換座席(ただし手動転換不可)、車端部はボックスシートになっている。主要機器やシートなどは海外製のものを採用している。

 

2008年ごろから機器更新が行われ、主制御器、主電動機が東洋電機製造のIGBT素子のものに換装されている。これにより歌う電車は数を減らしていき、2015年までに本系列の歌う車両は消滅した。

2013年から車体更新が行われた。内容は車端部窓の開閉可能化、それに伴う一部の換気扇の撤去、ドア上の案内表示機を液晶モニタへ変更、ドアチャイムの設置、床材、化粧板の色の変更などである。

2019年9月現在、8両10編成が在籍している。

 

参考文献:Wikipedia、京急電車の運転と車両探見

編成 製造年月 機器更新 両数
2101 98.02 09.09 8
2109 98.03 09.12 8
2117 98.10 10.10 8
2125 98.10 10.10 8
2133 98.11 15.03 8
2141 99.04 14.02 8
2149 99.05 11.08 8
2157 99.05 12.04 8
2165 00.11 08.12 8
2173 00.10 12.09 8

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編成

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三崎口・浦賀 Muc T Tp Mu Ms T Tp Msc 品川
機器  VVVF CP SB SIV VVVF  VVVF SB SIV VVVF CP  
重量(t) 33.0t 24.5t 26.5t 30.5t 30.5t 24.5t 26.5t 33.0t  

内装

(左から)

1枚目:全体(更新後)

2枚目:LCD案内表示機(ロゴ表示)

3枚目:いつからか(2017年の頭あたり)荷物棚枠に追加されたWing運用向け座席番号

各編成ごとの違い

 

現在、全10編成が主制御器、車体ともに更新を終えていますので大まかな仕様は完全に統一されています。

 

内装の化粧板は統一されていますが、車体の更新時期によってドアのみ化粧板が違う編成が存在します。

2015年頃からSRアンテナの取り付け工事が行われています。

2018年2月現在、全編成取付完了しました。

SRアンテナ取付状況

 

2018年2月に出場した2133編成を最後に全編成取り付けが完了した。

ドアの化粧板の色

先述したとおり、窓周りとドアの化粧板の色が統一されていない編成が存在します。

編成 ドア化粧板
2101
2109
2117 アイボリー
2125 アイボリー
2133
2141 アイボリー
2149
2157 アイボリー
2165
2173 アイボリー

前面ガラスの黒枠塗装

前面ガラスの表示機周辺の黒枠が濃いものと薄いものが混在しています。

※画像は1024号車(更新前)

わかりやすい例がこちら。非常扉(左側)のガラスが薄い黒、右側の大きいガラスが濃い黒。色の濃さが違うのがわかる。

前面ガラス黒枠差異一覧

車両番号 左側(非常扉窓) 右側(大窓) 確認
2101

薄い黒

濃い黒 2018.08
2108 薄い黒 薄い黒 2018.06
2109 薄い黒 濃い黒 2019.01 
2116 濃い黒 濃い黒 2018.12 
2117 薄い黒 薄い黒 2018.12 
2124 濃い黒 薄い黒 2018.07 
2125 薄い黒 薄い黒 2018.11 
2132 濃い黒 濃い黒 2018.07 
2133 濃い黒 薄い黒 2018.12
2140 濃い黒 濃い黒 2018.11
2141 薄い黒 薄い黒 2018.12 
2148 濃い黒 濃い黒 2018.12 
2149 薄い黒 濃い黒 2018.11 
2156 薄い黒 薄い黒 2018.12
2157 濃い黒 濃い黒 2019.02 
2164 濃い黒 濃い黒 2019.06 
2165 濃い黒 濃い黒 2018.07
2172 薄い黒 薄い黒 2018.11 
2173 濃い黒 薄い黒 2018.12 
2180 薄い黒 薄い黒 2018.06
カウンター カウンター